矯正歯科
歯列矯正について

口元、顔の形、歯並び、噛み合わせを良くし、自分の歯で一生噛めることを目的としています。歯並びを治す矯正歯科は病気を治すのと同じように歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健康な身体と心をつくります。症例により、より専門性の高い治療が必要な方には提携医療機関にご紹介させていただくこともあります。
この様な歯並びではありませんか?
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上顎前突
(じょうがくぜんとつ) -
下顎前突
(かがくぜんとつ) -
開咬
(かいこう) -
交叉咬合
(こうさこうごう) -
叢生
(そうせい) -
空隙歯列
(くうげきしれつ)
矯正治療の流れ
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Step01ご相談
矯正治療を始める前には、丁寧なカウンセリングが欠かせません。ぜひ歯並びや噛み合わせに関する悩みや不安をお話ください。そのうえで治療方針や期間、費用などについて詳しく説明いたします。
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Step02検査、診断
レントゲン撮影、歯列の型取りなどを行います。その結果をもとに治療計画、費用について相談させていただきます。
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Step03治療開始
実際に、矯正治療を始めていきます。
約1ヶ月に1度の間隔を目安に通院していただきます。 -
Step04保定治療
後戻り防止の装置を使っていただき、3〜6ヶ月に1回の定期検診に来ていただきます。
小児矯正について

小児矯正は、顎の骨や筋肉の成長を利用して、顎の発育をサポートすることを目的としています。一般的に、永久歯が生え揃う6歳から12歳頃が対象です。
小児矯正には、歯がまっすぐ並ぶように顎のスペースを広げたり、歯が自然に生えるように誘導したりするなど、さまざまな治療法があります。お子様の口腔内の状態や成長段階に合わせて、適切な方法をご提案いたします。
小児矯正のメリット
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顎の成長のコントロール
小児矯正では、顎の成長に合わせて歯並びをコントロールして、将来的な不正咬合や叢生などの問題を予防します。適切な時期に矯正を始められれば、痛みや治療の費用などを抑えつつ、自然で美しい歯並びを目指せます。
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永久歯の抜歯を回避
大人の矯正と異なり、顎の成長を利用できる小児矯正では、歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。また、骨格レベルでの改善が期待できるため、より自然で安定した歯並びを実現可能です。
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悪習慣の改善
指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖は、歯並びや顎の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。小児矯正では、これらの習癖の改善を促し、舌や唇、頬などの筋肉バランスを整えることで、正しい咀嚼、嚥下、発音などの口腔機能の獲得をサポートします。
歯並びが悪くなる習慣
成長期のお子様が、指しゃぶりや爪噛み、口呼吸などの習慣を続けていると、上顎の成長を妨げたり、前歯を突き出したりする原因になります。また、食事の際の片側咀嚼や、姿勢の悪さ、鼻炎などの疾患も、歯並びに影響を及ぼす可能性があるのです。日常的な習慣は、一見すると歯並びとは関係なさそうに思えますが、実は知らず知らずのうちに歯列や顎の成長に悪影響を与えているかもしれません。そのため当院では、お子様の歯並びを守るために、日常的な習慣の改善方法もアドバイスいたします。
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指しゃぶり
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口呼吸
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爪噛み
口腔筋機能訓練(MFT)とは?
口腔筋機能訓練(MFT)は、口腔周囲の筋肉を鍛え、正常な機能を回復させる方法です。口腔周囲の筋肉が十分に発達せず、鼻呼吸が困難な状態が続くと、睡眠時の呼吸障害につながり、お子様の健やかな成長を阻害してしまう可能性があります。睡眠の質が低下すると、集中力や体力、学習能力などにも悪影響を及ぼしかねません。MFTは、こうした問題を予防し、お子様の全身の健康を守るために非常に重要なのです。
口腔筋機能訓練(MFT)の内容
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Step011日2分のお口のトレーニング
MFTは、歯並びの乱れを引き起こす「癖」や、口腔周囲の筋機能を改善するための訓練法です。ご家庭で毎日数分間のトレーニングを行い、定期的に歯科医院で進捗状況をチェックします。MFTを継続することは容易ではありませんが、お子様の健やかな成長と美しい歯並びのためには欠かせません。毎日のMFTを習慣づければ、お子様の口腔周囲の筋肉は着実に成長し、2年ほどで本来の機能を取り戻す効果が期待できます。
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Step02プレオルソの装着
プレオルソは、就寝時と日中の一定時間の装着を継続することで、歯並びを整えていく働きがあります。MFTとプレオルソを併用すれば、歯列や顎の成長に関わる筋機能を効果的に改善し、美しい歯並びへと導いてくれます。
小児矯正の種類
拡大床

従来の矯正治療では、歯列の乱れを改善するうえで、歯を抜くことがしばしば必要とされてきました。しかし、拡大床(拡大装置)の登場により、お子様の顎の骨を横方向に広げて、歯が正しい位置に並ぶための十分なスペースを作り出せるようになりました。つまり、できる限り天然の歯を残しながら、美しい歯並びを実現できるのです。また、拡大床は、お子様の成長に合わせてゆっくりと顎を広げていくことから、痛みや不快感が最小限に抑えられるという利点もあります。
治療期間 | 6ヶ月〜6年 |
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通院回数 | 6〜72回 |
Meritメリット
- 歯を抜かずに美しい歯並びを実現できる
- 周囲に気づかれずに治療が可能
Demeritデメリット
- すべての人に適しているわけではない
- 治療期間が長引く可能性がある
- 保険適用外のため費用が全額患者様の自己負担となる
マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型装置を使用する矯正治療法です。装置は3Dシミュレーションで得られたデータをもとにオーダーメイドで作製します。目立ちにくく、痛みが少なく、金属アレルギーのリスクがないことから、成人の方にも人気が高く、社会生活への影響を抑えながら歯並びの改善を図ることができます。
治療期間 | 2ヶ月~2年 |
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通院回数 | 4〜12回 |
Meritメリット
- 透明なので周囲に気付かれにくい
- 金属アレルギーの心配がない
- 装着時の圧迫感や痛みが少ない
- 取り外しができる
Demeritデメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 患者様の症例によっては使用できない場合がある
- 長時間装着する必要がある
小児矯正の料金表
※掲載の料金は税込の金額です。
※一般的な想定の金額ですので、お口の状態により治療期間・治療回数・料金は前後する場合があります。
※調整料¥3,850/1回
拡大床 | 330,000円 |
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マウスピース矯正 | 204,600〜805,200円 |
成人矯正について

成人矯正は、永久歯が生え揃った後に行う矯正治療です。顎の骨や筋肉がすでに成長し終わっているため、小児期に比べると治療期間が長くなる傾向があります。
しかし、大人になってから矯正治療を受ける方の多くは、高いモチベーションを持っていることから、治療結果も良好になりやすいと言えます。矯正治療は、歯や歯槽骨が健康であれば年齢に制限はありません。
成人矯正のメリット
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むし歯・歯周病の予防につながる
歯列の乱れは、歯ブラシが届きにくくなり、食べかすや歯垢が溜まりがちになります。そのため矯正治療によって、歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、むし歯や歯周病の予防につながってくるのです。
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身体全体に大きな影響を与える
歯列の乱れは、顎関節や周囲の筋肉に過度の負担をかけ、頭痛や肩こり、腰痛などの症状を引き起こすケースがあります。成人矯正で歯並びと噛み合わせを改善することは、体のバランスが整い、全身の健康維持に貢献するのです。
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顎関節症のリスク低減
顎関節症の代表的な要因が歯列の乱れや噛み合わせの異常です。顎関節に過剰な負荷をかけ、関節や筋肉の疲労や炎症を引き起こしてしまうのです。このようなトラブルに関しても、成人矯正により歯並びと噛み合わせを改善すれば、顎関節へのストレスが軽減し、顎関節症の発症リスクを抑えられます。
成人矯正の種類
ワイヤー矯正

ブラケットという金属製の矯正装置を歯の表面に1個ずつ取り付け、間に通したワイヤーの力を利用して歯を動かしていく治療法です。他の矯正装置に比べると比較的安価ながら、金属製のため破損にも強いことが特徴です。
しかし、口を開けると装置が目立ちやすく、見た目を気にする場合に別の矯正装置をご案内いたします。また、金属アレルギーをお持ちの患者様はアレルギーのリスクを考慮し、ご利用のお控えがおすすめです。
治療期間 | 12〜24ヶ月 |
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通院回数 | 14〜26回 |
Meritメリット
- 多くの不正咬合の症例に対応することができる
- 金属製のため薄くて丈夫であり、歯にかける力の調整がしやすい
Demeritデメリット
- 銀色のブラケットが目立ち、審美的に劣る
- 保険適用外のため、自費による診療となる
- 金属アレルギーに反応する恐れがある
マウスピース矯正

透明なマウスピース型装置を使用する矯正治療法です。装置は3Dシミュレーションで得られたデータをもとにオーダーメイドで作製します。目立ちにくく、痛みが少なく、金属アレルギーのリスクがないことから、成人の方にも人気が高く、社会生活への影響を抑えながら歯並びの改善を図ることができます。
治療期間 | 3ヶ月〜2年 |
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通院回数 | 4〜12回 |
Meritメリット
- 透明なので周囲に気付かれにくい
- 金属アレルギーの心配がない
- 装着時の圧迫感や痛みが少ない
- 取り外しができる
Demeritデメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 患者様の症例によっては使用できない場合がある
- 長時間装着する必要がある
成人矯正の料金表
※掲載の料金は税込の金額です。
※一般的な想定の金額ですので、お口の状態により治療期間・治療回数・料金は前後する場合があります。
※調整料¥2750/1回
ワイヤー矯正 | 330,000〜770,000円 |
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マウスピース矯正 | 237,600~805,200円 |
前歯に特化した部分矯正
「前歯のガタガタが気になるけど、矯正治療は治療期間も長いし、費用も高い」とお悩みの方が多いと思います。
一般的に矯正治療は、上下の顎のバランス、歯の大きさと顎のバランスを整えることにより噛み合わせを構築しながら歯並びを治していくため、年単位の治療期間がかかってしまいます。前歯の見える箇所だけきれいにしたい!このような方は一度ご相談ください!全体的噛み合わせや歯の状態をみさせていただいた上で問題がなければ前歯だけの部分矯正が可能です。
全体的な矯正治療と比較すると部分矯正は比較的費用が安く、短期間で治療が完了します。
治療期間 | 3ヶ月〜6ヶ月 |
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通院回数 | 6〜9回 |
Meritメリット
- 治療期間が短い
- 比較的費用が安い
- 負担が少ない
Demeritデメリット
- 簡単な症例のみ対応
- 見た目だけの改善になる
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
部分矯正の料金表
※掲載の料金は税込の金額です。
※一般的な想定の金額ですので、お口の状態により治療期間・治療回数・料金は前後する場合があります。
※調整料¥2750/1回
部分矯正 | 165,000〜330,000円 |
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