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子どもの歯の着色が気になる親御さんに

「子どもの歯が茶色くなっている気がする…」と気になったことはありませんか?

お子さまの歯の着色は多くの親御さまが心配されることのひとつですが、その原因と適切なケア方法を知ることで、安心して対応できます。

お子さまの歯の着色の原因

お子さまの乳歯が抜けると、次に生えてくるのは大人の歯(永久歯)です。大体、小学校1年生ごろから前歯の生え変わりが始まります。

この生えたての永久歯は、表面を覆うエナメル質がまだ未成熟で、目には見えませんが軽石のように凹凸が多く、ざらざらとしています。このざらつきに食べ物や飲み物の色素が入り込むことで、歯が茶色く見えてしまうのです。

しかし、このざらざらした状態は異常ではなく、成長とともに自然に滑らかになっていきます。そのため、歯が茶色くなっても「大きな問題ではない」と知っておくことが大切です。

とはいえ、お子さまの可愛らしい歯が着色していると気になってしまうものですよね。そこで、歯科医院とご自宅でできるケアについてご紹介します。

歯科医院でのケア

歯の着色汚れを落とし、健康な歯を育てるためにおすすめなのが、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)です。

PMTCは、歯科衛生士が専用の機器を使い、お子さま一人ひとりに合った歯磨剤や研磨剤を使用して丁寧にクリーニングする方法です。このケアを受けることで、着色汚れがしっかりと除去されるだけでなく、歯の表面が滑らかになり、新たな着色汚れがつきにくくなります。

さらに、研磨後にはミネラルを含んだペーストを塗布することで、未成熟なエナメル質を強化し、歯をよりツルツルな状態へ導きます。このケアにより、着色予防だけでなく虫歯のリスクも抑えられます。

ご自宅でのケア(ホームケア)

歯科医院でのケアに加えて、ご自宅での適切なケアを取り入れることも大切です。特におすすめなのが、「ハイドロキシアパタイト」という成分を含む歯磨き粉を使うことです。

ハイドロキシアパタイトは、歯の表面の細かな傷や凹凸を修復し、滑らかにする効果があります。そのため、食べ物や飲み物の色素が付着しにくくなり、着色予防に役立ちます。

また、虫歯菌を吸着・除去する働きもあり、虫歯予防にも効果的です。ミネラルを補給しながら歯を強くしていくことで、お子さまの歯をより健康に保つことができます。

当院でも、ハイドロキシアパタイトを含む歯磨き粉を取り扱っておりますので、ご興味がある方はお気軽にスタッフまでご相談ください。

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まとめ

お子さまの歯の着色は、生えたての永久歯の特徴によるものが多く、成長とともに自然と改善されます。過度に心配する必要はありませんが、着色を防ぐためには、定期的な歯科医院でのクリーニング(PMTC)とご自宅での適切なホームケアを組み合わせることが重要です。

お子さまの歯の健康を守るために、ぜひ歯科医院でのケアとホームケアを取り入れてみてください。

何かご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね。