お知らせ

「うちの子、甘いおやつが大好きで…虫歯が心配です」

これは、小さなお子さんを持つ親御さんからよく聞くお悩みのひとつです。

結論から言うと、おやつ＝虫歯の原因、というわけではありません。大切なのは、「何を」「いつ」「どうやって食べるか」。これらを意識することで、虫歯のリスクをぐっと下げることができます。

なぜおやつで虫歯になるの？

虫歯は、口の中の細菌が糖分をエサにして酸を作り、その酸が歯を溶かすことで起こります。おやつの中には糖分を多く含むものが多いため、注意が必要なのです。

特に、口の中に長く残るおやつや、頻繁にダラダラと食べ続ける習慣は要注意。たとえば、キャラメルやグミ、アメ、チョコレートなどは歯にくっつきやすく、酸が作られやすい状態が長く続いてしまいます。

虫歯になりにくいおやつって？

意外かもしれませんが、甘いものすべてがダメというわけではありません。以下のようなおやつは比較的虫歯になりにくいとされています。

• 果物（リンゴ・バナナなど）

• チーズやヨーグルト

• おにぎりやふかし芋

• ナッツやクラッカー（年齢によっては注意が必要）

ポイントは、「糖分が少なく、歯にくっつきにくいものを選ぶ」ことです。

食べ方・時間も重要！

1日に何回も間食をするより、おやつの時間を1日1〜2回に決めることで、虫歯のリスクを抑えられます。飲み物も、ジュースではなくお水やお茶にするのがおすすめです。

また、おやつの後には水で口をゆすぐだけでも効果があります。もちろん、夜は仕上げ磨きをしっかりとすることも忘れずに。

最後に

子どもにとっておやつは、栄養補給や楽しみのひとつでもあります。だからこそ、完全に禁止するのではなく、「虫歯になりにくい選び方・食べ方」を親子で一緒に学んでいけるといいですね。

当院では、お子さまのお口の健康を守るための食生活アドバイスも行っています。お気軽にご相談ください！