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子どもの歯って何本あるの?いつから大人の歯に生え変わるの?
お子さんの歯が生えてくると、成長の喜びとともに、「この子の歯って今何本あるの?」「いつから大人の歯に変わるの?」と疑問に思われるお母さんも多いのではないでしょうか。
今回は、乳歯の本数や生え変わりの時期、大人の歯との違いなどについて、わかりやすくご紹介します。
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● 乳歯は全部で20本!
赤ちゃんの最初の歯(乳歯)は、だいたい生後6〜9か月頃に下の前歯から生え始めます。そして2歳半〜3歳ごろまでに、上下合わせて20本の乳歯がそろうのが一般的です。
個人差がとても大きいため、「うちの子だけ生えるのが遅いかも…」と焦らなくても大丈夫です。
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● 永久歯は全部で28〜32本!
乳歯から生え変わる永久歯(大人の歯)は、親知らずを含めると最大32本あります。親知らずを除くと28本が基本的な本数です。
永久歯は、乳歯よりもひとまわり大きく、歯の根も長くてしっかりしているのが特徴です。一生使う歯なので、乳歯の時期からのケアがとても大切になってきます。
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● 生え変わりは6歳頃からスタート!
乳歯の生え変わりは、だいたい6歳前後から始まります。最初に抜けることが多いのは、下の前歯。ちょうどこの頃、「6歳臼歯」と呼ばれる大人の奥歯(第一大臼歯)も、乳歯の奥からひっそりと生えてくることが多いです。
💡【主な生え変わりのスケジュール】
• 6〜8歳:前歯が抜けて永久歯に
• 9〜12歳:犬歯や奥歯が順に生え変わる
• 12〜14歳:第2大臼歯(12歳臼歯)が生える
• 17歳以降:親知らずが生える人も(個人差あり)
完全に永久歯がそろうのは、早ければ12歳頃。中学生になる頃には、ほとんどの子が永久歯になっています。
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● 気をつけたい“生え変わりのトラブル”
乳歯が抜ける前に永久歯が後ろから顔を出してしまう「二重歯列」や、なかなか乳歯が抜けないなど、トラブルが起こる場合もあります。
また、歯の生える順番や時期にばらつきがあると、かみ合わせや歯並びに影響することも。
💬「この生え方、ちょっと気になるな」
💬「歯の数が少ないような…?」
そんなときは、無理に抜いたりせず、まずは歯医者さんに相談してみましょう。
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● まとめ:乳歯も永久歯も、大切に育ててあげましょう
乳歯は全部で20本。6歳ごろから少しずつ生え変わっていき、最終的に28〜32本の永久歯になります。
「どうせ抜けるから乳歯は適当でいい」なんてことはありません。乳歯のむし歯やケア不足が、大人の歯の健康や歯並びにまで影響することもあるんです。
お子さんのお口の中は、日々成長しています。ちょっとした変化にも気づいてあげられるよう、定期的に歯科医院でチェックしていくことをおすすめします。